こんな症状に

スポーツ外傷とは、スポーツ中に起こるケガのことで、スポーツ外傷とスポーツ障害の2つに分けることが出来ます。

まず、スポーツ外傷とは『足をひねった、その後に足が腫れてきた』というように、明らかな受傷起点があるケガを言います。これに対し、スポーツ障害とは『バスケットボールを始めて2~3年が経ち、最近になって練習で走っていると必ず同じ脛の内側が痛くなる』といったように、はっきりとした原因が思い当たらないのに一定の場所が痛んだり故障が起きたりしたものを言い、使いすぎによって起こることが多いようです。



スポーツ外傷


1回の衝撃で起こるもの
例)足首の捻挫、肩の脱臼、骨折、大腿の肉離れ、打撲etc.・・・
外傷は直接外からの力が加わる機会が多いコンタクト系スポーツに発生しやすく、障害はノンコンタクト系スポーツに多いのが特徴です。


スポーツ障害


繰り返しストレスが加わって起こるもの
例)下腿の疲労骨折、アキレス腱炎、野球肘、オスグッド・シュラッター病、シンスプリントetc.・・・

これらのスポーツ障害は、靱帯や関節包に張力が加わると、遊びのある線維が引き伸ばされます。その状態が一定時間続いている間に靭帯などの構成組織であるコラーゲン線維、プロテオグリカン、H₂Oなどの再配列が生じます。もともとコラーゲン線維自体には遊びがあるため張力がかかっても元に戻ろうとするのですが、コラーゲン線維に強い負荷をかけるほど元に戻っていない状態が部分的に生じてしまい(これを残留歪みと言います)、この状態でさらに張力が加わると微細損傷が生じると言われています。

分かりやすく言うと、持続的ストレス(残留歪み発生)と反復ストレス(1回では損傷しないが10回だと損傷するような負荷)がスポーツ障害の要因と考えられています。
ですから、普段からのケアがスポーツ障害予防のためにはとても大事です。


もしも捻挫をしたら?


応急処置は、人体の生理学的観点からすると以下の手順で進めることが有効と考えられます。


1.受傷直後30分以内にアイシングを開始する


2.2時間の圧迫:浮腫を抑制し、その増大によって引き起こされる結合組織の伸張や循環不良を防ぐことが狙いです。


3.30分のアイシング


4.2時間の圧迫


5.リンパドレナージ&水素ガス


1~4までなら自分でもできそうですが、加えて大事になるが患部の固定です。初期固定が適切にできている場合とそうでない場合は治る期間が違います。当院の施術では、障害の回復程度を毎回確認し、水素ガスを吸ってもらいながらリンパドレナージを行います。そのことでより早い回復が期待できます。そして固定のためのテーピングは組織の回復程度に合わせて毎回張り替えています。


テーピングは、患部は固定しながら、
関節の動きを出せる、繊維製で伸縮性の高い特殊なテーピングを使用します。

※    組織が低酸素状態になると活性酸素によって酸化が進んでしまいます。適切なアイシングは活性酸素や壊死した細胞から放出された酵素によって細胞が受ける2次的外傷性損傷の拡大を抑制します。アイシング以上に抗酸化に抜群の効果を発揮するのが水素ガス療法です!
※    アイシングは、ジェルパックやコールドスプレーを使うよりも、溶けかけている氷を使うのが有効です。(0℃の氷が0℃の水になる瞬間が一番熱を奪うのです!水で濡らしたタオルの気化熱を利用するという方法もあります。)
※    アイシングは受傷後48時間以内にとどめる。低温化が長引くと傷の治癒を遅らせてしまいます。
※    受傷後5時間が経過すると炎症反応における遅延相に入り、この時期では白血球の浸潤が始まるので、炎症を抑制せずに痛みを抑えながら体液循環を促進する必要があるのでリンパドレナージを施術として行います。(白血球には壊死した細胞を掃除する役割があり、炎症メディエーターに集まるという特性があるので、生体の正常な反応である炎症を抑えることは望ましくありません。)


その他、院での治療は、
・鍼灸
・HV
・テーピング
などを行います。